千葉県一周自転車旅行 第五日目


9月5日
(第5日目)
07:00 起床
朝食をとり、俺は旅の準備を始める。
心配していた雨は昨日のうちにやんだらしい・・
「やっぱ日頃の行いがイイからかな?」なんて身勝手なことを言いつつ、
久々に自転車とご対面☆
ゼミ合宿の最中は宿の倉庫みたいな所に保管してもらっていたので
昨日の雨に濡れることもなく無事だった。
とりあえずタイヤに空気入れたりオイルさしたり、一通りメンテナンスを行う。
途中 宿で飼っているらしい大型犬に邪魔されながらも、なんとか終了。部屋に戻る。

リュックやポシェットの中身を整理し、地図で道を確認し、先生とゼミ員に報告。
宿代6300円を渡し、いよいよ出発!
9月5日
(第5日目)
07:00 いざ千葉県一周の旅へ!!
目指すは銚子!!
久しぶりの自転車・・ん〜、やっぱ完全回復ではないな・・
お尻は痛むし手もまだむくんでる。でもまぁ前よりはかなり回復してる☆

昨日の雨でやや湿っている国道128号線を走る。
曇ってる分 涼しくてかなり走りやすい☆
岬町を通過し、あっという間に九十九里浜に突入!
と言っても、正式には一宮町・・九十九里浜ってのは海岸の名前なんで^^;
ちなみに九十九里町ってのがあるけど、あれはもうちょっと先にあります。

一宮町からは、より海岸に近い県道30号(九十九里ビーチライン)を走ることにした。
国道と違って道は細かったが、あまり車もいなかったので快調に走る。
そのままの勢いで長生村白子町通過。
途中、県道の横に自転車道ってのを発見!(九十九里一宮大原自転車道線)
さっそく入ってみる。
「やばい!・・かなりイイ☆」
多少道は凸凹してたけど、車はいないし かなり走りやすい・・
かなりの数のサーファー達がいそいそと支度をしている横を軽快に飛ばす。

9月5日
(第5日目)
10:00 大網白里町を通過し、本当の九十九里町に到着!(写真036)
飲み物が尽きたので、途中で2リットルの水を購入し、補給☆
自転車道が終わったので再び県道30号線へ・・
道中で暴走族に遭遇。暴走族ってか蛇行運転するバイク2台3人なんだけど^^;
「こんな田舎でもいるんだなぁ・・いや、田舎だからいるのか?」
けたたましい爆音に、横から蹴飛ばしてやろうかな?なんてイライラしつつ走る。
暴走族は止まったり走ったりを繰り返してるらしく、俺と抜きつ抜かれつのデットヒート(笑)
こっちは「ウサギとカメ」のカメみたいにゆっくりだけど着実に安全走行☆

にしても、なんかこの道飽きてきたなぁ〜(* ̄。 ̄*)。。。oO
成東町蓮沼村横芝町光町野栄町八日市場市旭市を通過し飯岡町に突入。
なんか、かなり進んでるなぁ〜・・
なんて お思いのそこのアナタ!間違ってまずぞ(笑)
この海岸線は町同士の区間が短いから、そんなに進んでません(^^;)

飯岡町に入り、ふと横を見ると自転車道って標識発見!
あれぇ〜今まで全く気がつかなかった・・どこからあったんだろ?
(後日調べてみると、飯岡九十九里自転車道線って名前で九十九里町からあったみたい)
「まぁ気がつかなかったんだから仕方ない。とりあえず入ってみるか」
と自転車道に入ってみると・・あぁ!気づいてれば良かった!!・・ちょっと後悔。
なんつーか、かなりキレイ!道路もかなり整備されてる!波打ち際を走れる!
こんな道があったなんて・・
9月5日
(第5日目)
12:30 そろそろお腹も減ったんで昼食☆
近くのコンビニでパン×2、パスタを購入。
コンビニの店員さんが可愛かったので少しドキドキしつつ ヽ( ´ー)ノ
温めてもらったパスタを片手に近くの海岸へ・・
海岸線沿いの駐車場が何やら騒がしい・・
「なんかやってるのかな?」と覗いてみると、バイク約50台、車10台くらいの団体が!( ゚o゚)
さっきいた暴走族を蹴飛ばさないで良かったぁ(笑)
さらに、その横、暴走族側からは死角になる所にはパトカー数台が待機しており、
何やら無線で連絡を取り合っている。
「警察24時みたいのが見られるかな?」なんて少しワクワクしつつ、パスタを頬張る。

昼食も終わりかけ、「なかなか動きがないなぁ〜」と少し飽き始めた・・その時!!
相変わらず双方に動きはなかった・・ヾ(´▽`;)ゝ オイッ

いや〜・・そんな事より大問題発生!!ハプニング其の4!

ポツポツ・・とパスタに水滴が・・ん〜?・・「あ、雨だぁ〜〜!!」
曇り空だったし、昨日の雨からも多少は想定していたけど、まさか本当に降るなんて・・
とりあえず急いで出発の準備を整える。近くに雨宿りできそうなトコがあったんだけど、
  1. すぐやむかもしれない
  2. 銚子駅まで近いので小雨のうちに進んだ方がいい
  3. 雨は初体験なんでプチパニックに陥り冷静な判断ができなかった
なんて理由から先を進むことに・・
一応家から雨合羽を持ってきていたので装着し、自転車を走らせる。
荷物に対する雨対策はすっかり忘れていた・・いや、忘れていた訳ではないが、
「濡れちゃ困るものはポシェットに入れて雨合羽で覆ってるし、
後ろのバックは多少濡れても大丈夫だろう。」という安易な発想と、
パニック状態の精神が重なり対策を施さなかった。
この決断により、後に命に関わる危険がこの身にふりかかろうとは
この時は知る由もなかった・・←大げさ(^^;)

雨にも慣れ、「雨の中走るってのも冒険っぽくてイイもんだなぁ」なんて思いつつ
県道30号線から再び国道126号線に乗り換える。
雨は相変わらずの小雨・・ん?・・ん?・・「どわぁ〜〜〜!!!!!」
なんか急に本降りに・・どころの騒ぎじゃない!
これは・・そぉ、テレビで観たことのある熱帯地域のスコール
はっきり言って、こんな雨は反則である。視界はほとんどゼロ。
走ってる車のライトの明かりしか見えない。

滝のような雨の中、アップダウンの激しい道をしばらく走ると県道286号線との交差点を発見。
当初、宿で決めたルートでは県道286号線に乗り換え犬吠埼を目指す予定だったが
この雨のため急遽ルート変更。このまま国道で銚子駅を目指すことにした。

9月5日
(第5日目)
14:00 自転車を銚子駅へと進めるうち、雨は勢いを失い小雨になった。
しばらくして無事に銚子駅到着☆
この頃には雨もあがり、町は今までの豪雨が嘘であったかのように静寂を取り戻している。
ビショビショに濡れた靴と靴下を脱ぎ道ばたに干して、次は荷物の確認・・
「ん〜やっぱかなり濡れてるけど走ってるうちに乾くかな?」
とりあえず靴下を新しいのに取り替え出発の準備・・
靴が濡れてるから、また靴下が湿っぽくなる。「まぁ仕方ない。我慢するか☆」
銚子の駅で、何枚か写真を撮り出発進行!!

国道356号にのり少し進むと・・コインランドリー発見!
いや〜助かった☆助かった☆
ここで濡れた靴下とTシャツ、靴の乾燥機もあったので靴も乾燥した。
しっかりと乾かし再度靴下、靴を履き走行開始。やっぱり乾いてると気分がいいね。
心機一転、何にもない国道356号を軽快に走る。
しばらくすると自転車道を見つけた。んで、九十九里に続き再び自転車道へ・・
やっぱり走りやすい。「ありとあらゆる所にあればいいのに」なんて思いながら
自転車は利根川沿いをひた走る。
「高校生の頃はこの利根川を渡って茨城に行ったんだよなぁ」
と昔の自転車旅行の感傷に浸りつつ対岸の茨城の写真を撮ってみる。

にしてもココはホント殺風景だなぁ(^^;)さすがにずっと景色の変わらない道に飽きてきた。
なんてこと考えてる間に佐原市到着。
ここで脳内の架空人物AとBによる会議開始・・・

A「ココを過ぎると次の大きな市まではかなりあるからココで一泊しようか?」
B「いや、夜間走行する予定だし、このまま進んでいいんじゃないか?」

A「でも次の印西市まで3時間はかかるぞ。そんな体力あるか?」
B「あぁ〜確かに。昼間の雨でかなり体力を使ったからなぁ〜・・」

A「そーいえば、佐原市から国道51号にのれば千葉市まで帰れるぞ!」
B「まじで!?もう房総半島は回ったんだし帰ろうか^^;かなり疲労してるし」

A「そーだな。良くやったよな・・俺たち・・」
B「あぁ、良くやったよ。俺たち・・」

そっかぁ。俺の脳内は帰ることに決めたのかぁ・・ってオイ!!
ここで帰ったら高校の時と同じぢゃん!

ったく、脳には任せておけないな(^^;)仕方ない。なんにも考えず通り過ぎてやる。

誘惑には打ち勝ったものの・・ここからの国道がホントきつかった(泣)
歩道はないし、道は暗いし、トラックは多いし・・
全身の神経を研ぎ澄まし慎重に進む。
自転車のライトで道路の白線をなぞって走るのがやっとって感じの道で、
後ろや前からは大型トラックが すれすれの所を容赦なしに猛スピードで走ってくる。
(トラックの運ちゃんもまさかこんな暗い国道に自転車がいるとは思ってないだろうし)

9月5日
(第5日目)
19:00 印西市まで約10km、我孫子市まで約20km付近の栄町
水と緑の運動公園に到着☆
「あぁ〜もうホントにダメ・・神経使いすぎて死にそう」
思えば、今日は朝からかなり進んだなぁ。
外房の下の方の大原から銚子行って、茨城との県境を半分以上過ぎてる・・
さすがに今日はもうダメだ・・寝よう・・
お休みなさぁい☆

To be continued・・・


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